睡眠関連呼吸障害群 カタスレニア
カタスレニアは、ギリシャ語のカタ=ようなもの、スレニア=うめき、のことで「睡眠関連うなり」としても知られています。普通のいびきは吸気時にかきます。往復いびきのひともいますが、呼気時だけのひとはいません。 カタスレニアは呼気時だけ、いびきのようなうめき声(唸り声)をあげます。
通常レム睡眠中に起こります。入眠して1時間半から3時間くらいして、2〜20秒ほどのうめき声が数十分の間隔で繰り返し起きます。いびきや無呼吸ほど睡眠障害が ないため自覚するひとは稀で、ほとんどは家族の訴えで病気の存在を知ります。この病態は不明とされていますが、周囲の迷惑以外の害はないと考えられています。