睡眠関連呼吸障害群 中枢性睡眠時無呼吸症候群
中枢性睡眠時無呼吸症候群は、中枢神経組織の機能不全によって睡眠中の呼吸停止または、減弱が生じ、SpO2の低下を伴うことが多い。この中には、心不全、脳血管障害、腎不全まど内科的疾患の患者にみられ、ノンレム睡眠中にのみ起こるという特徴をもつチェーンストークス呼吸による中枢性睡眠時無呼吸、急性の高山病にみられる高地周期性呼吸による中枢性睡眠時無呼吸、オピオイド長期使用者にみられる薬剤もしくは物質による中枢性睡眠時無呼吸、新生児によくみられ、20秒以上の中枢性呼吸停止が診断基準である乳児の原発性中枢性睡眠時無呼吸などが含まれます。