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副腎(腎上体)

副腎は、腎臓の上に乗っている三角形をした1対の扁平な器官で、皮質と髄質の2部からなっています。
副腎皮質から分泌される副腎皮質ホルモンには多くの種類があります。皮質ホルモンは、水や塩類の代謝を調節する重要な働きがあり、下垂体前葉ホルモンの副腎皮質刺激ホルモンによって副腎皮質ホルモンの分泌が促進されます。

副腎
副腎皮質から電解質コルチコイド(代表的なホルモンはハイドロコルチゾンとコルチゾン)、性ホルモン(主として男性ホルモンのアンドロゲン)などが分泌されます。

下垂体(または脳下垂体・下生体)は、間脳の前下部にある小指頭大の内分泌腺で、蝶形骨の下垂体窩にあり間脳の視床下部から細い柄でつながっています。
下垂体は、前葉(腺下垂体)、後葉(神経下垂体)、中間部(隆起葉)の3つの部分に区別されます。
前葉から分泌されるホルモンには、成長ホルモン(GH)・性腺刺激ホルモン・黄体刺激ホルモン・甲状腺刺激ホルモンなどがあります。

Pituitary gland image.png

内分泌腺とは、特殊な化学物質を作り出し、これを導管によらず直接血管やリンパ管にその物質を分泌する器官のことです。その化学物質が体内を循環する場合に、微量でも特異な生理作用をもち、ある器官または組織の機能に影響を与える物質を内分泌物またはホルモンといいます。ホルモンは欠乏や過剰によって特有の症状が現れる点でビタミンと似ていますが、生体内で作り出されるため、体外から摂取しなければならないビタミンと区別されます。
内分泌腺をもつ主な器官には、甲状腺・上皮小体・下垂体・松果体・副腎(または腎上体)・胸腺・膵臓ランゲルハンス島・精巣(または睾丸)・卵巣などがあります。

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