2023年9月アーカイブ

鼻の構造と働き

においを起こす物質は揮発性をもち、におい粒子として空気の中を通って鼻腔にある嗅覚器に達します。ヒトの嗅覚器は、上鼻道の内側腔と外側壁で篩骨(しこつ)の篩板の下方にある鼻粘膜部の嗅上皮です。この部分は黄褐色をしているのでピンク色の他の呼吸器の部分と区別できます。
鼻粘膜嗅部の嗅上皮に純漿液腺の嗅腺があります。この腺をボーマン腺といい、その分泌物は嗅粘膜を潤し粘膜表面を洗い流す役割があるとされています。
鼻
鼻粘膜嗅部は感覚細胞の嗅細胞がある部位で、その面積は両側の鼻腔を合わせて約5㎠ほどの嗅覚領域です。鼻粘膜は嗅細胞と呼ばれる特殊な」上皮組織で覆われ、嗅細胞と支持細胞でできています。

生物体の構造と細胞

地球上に生息する生き物は全て細胞から成り立っています。細胞は生物体の基本構造単位です。1個の細胞からできているアメーバや細菌から60兆個もの細胞が集まったヒトまで、細胞は生命を支える基本単位とも言えます。この細胞が集まったものが組織です。
この組織が集まって器官となり、器官が集まって器官系となります。さらに器官系が合わさって生物体を構成しています。ヒトのからだを構成している多数の細胞は、単に集まっているのではなく組織化されています。同じ役割をもつ細胞が互いに集まって組織を作りいくつかの組織が規則正しく集まって、一定の形態と機能を営む器官ができます。心臓・胃・肝臓などの器官です。この器官が集まって循環系や神経系といった器官系をつくります。器官系は多数の器官が集まって共同の生理作用を営む器官群のことです。
細胞
典型的な動物細胞の模式図:(1)核小体(仁)、(2)細胞核、(3)リボソーム、(4)小胞、(5)粗面小胞体、(6)ゴルジ体、(7)微小管、(8)滑面小胞体、(9)ミトコンドリア、(10)液胞、(11)細胞質基質、(12)リソソーム、(13)中心体


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