2021年8月アーカイブ

血液は腎小体を通って濾過され、老廃物は尿細管を通過中に一部が再吸収されます。腎臓を構成する主要成分は、腎小体(マルピギー小体)とそれに続く尿細管です。尿細管は集まって集合管になります。1本の腎小体とそれに続く1本の尿細管とを合わせて腎単位(ネフロン)といい、ネフロンは尿生成の機能的単位とされ、1個の腎臓の中に、その数はおよそ100万個あります。腎臓はっこのネフロンの集合体、腎小体は毛細動脈がつくる糸球体と、これを包む単層扁平上皮からなる糸球体嚢(ボーマン嚢)からできていて、腎臓の皮質中に存在します。
腎小体

副腎(腎上体)

副腎は、腎臓の上に乗っている三角形をした1対の扁平な器官で、皮質と髄質の2部からなっています。
副腎皮質から分泌される副腎皮質ホルモンには多くの種類があります。皮質ホルモンは、水や塩類の代謝を調節する重要な働きがあり、下垂体前葉ホルモンの副腎皮質刺激ホルモンによって副腎皮質ホルモンの分泌が促進されます。

副腎
副腎皮質から電解質コルチコイド(代表的なホルモンはハイドロコルチゾンとコルチゾン)、性ホルモン(主として男性ホルモンのアンドロゲン)などが分泌されます。

筋肉の収縮のしくみ

筋肉の収縮は神経線維を通ってくる刺激によって起こされ、1回の刺激で1回だけ収縮し元に戻ります。
骨格筋は、筋線維と呼ばれる長円筒形細胞が互いに膜で結合して構成されています。筋線維は、糸状の筋原線維からなり、筋原線維の中にはさらに骨格筋の層状構造の最小単位であるアクチンフィラメントとミオシンフィラメントと呼ばれるタンパク質線維があります。
骨格筋の収縮は、神経の刺激(インパルス)を受けたこの2種類のタンパク質線維の間の反応によって起こります。
筋肉が短く太くなるという収縮運動は、筋線維1つ1つの収縮の統合されたものです。

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