2021年3月アーカイブ

下垂体(または脳下垂体・下生体)は、間脳の前下部にある小指頭大の内分泌腺で、蝶形骨の下垂体窩にあり間脳の視床下部から細い柄でつながっています。
下垂体は、前葉(腺下垂体)、後葉(神経下垂体)、中間部(隆起葉)の3つの部分に区別されます。
前葉から分泌されるホルモンには、成長ホルモン(GH)・性腺刺激ホルモン・黄体刺激ホルモン・甲状腺刺激ホルモンなどがあります。

Pituitary gland image.png

肺の構造と働き

肺は呼吸器系器官の主要部で、重要なガス交換が行われている気管です。左右1対あって、全体として円錐を縦に切ったような半円錐形をしており、それぞれ右肺・左肺といいます。
右肺が左肺よりもやや大きく、体積はおよそ右肺1200mL、左肺1000mL、重量はおよそ脈管600g、左肺500gです。
健康な肺あるいは幼児の肺は綺麗な淡紅色を呈していますが、年を取るにつれて塵埃が付着し、青褐色または黒褐色がかってきます。それは特に、長年喫煙の習慣のある人の肺に著明です。

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体循環:酸素と栄養分に富んだ血液は心臓によって大動脈に送り出され、血管の枝分かれに従ってからだの各所に達し、ここで毛細管を通る前に、組織に酸素・酵素・栄養分・ビタミン・ホルモンなどを与え、組織から老廃物の炭酸ガスなどを受けとります。静脈血はその後、主として上大静脈・下大静脈に集まって、心臓の右心房に帰ります。この循環系を体循環といいます。

肺循環:心臓の右心房に戻った血液は、右心室を経て肺動脈を通って肺に達し、肺の中の毛細管を通る間に、炭酸ガスを捨てて酸素を取り入れ、肺静脈を通って心臓の左心房に帰ります。この循環系を肺循環といいます。
左心房に入った動脈血は、左心室に入って、ここから再び全身へ送り出されて循環を繰り返します。体循環は、その規模が肺循環よりもはるかに大きいので大循環といい、肺循環を小循環ともいいます。

鼻の構造と働き

呼吸器は、からだと外界との間・中継点のような役割を担って、ガス交換を営む器官系で、外鼻・左右の鼻腔・咽頭・喉頭・気管・左右の気管支・左右の肺からなります。
鼻は顔の中央にあって、気道の入り口となる器官であり、また感覚器の1つとして嗅覚を司ります。鼻は外鼻と左右の鼻腔とに分けられます。
外鼻は鼻骨と鼻軟骨によって、鼻根・鼻背(鼻筋)・左右の鼻翼(小鼻)・鼻尖(鼻先)・一対の外鼻孔がひとまとまりに形作られています。
筋はいくつもの筋線維の束で構成されています。筋線維は一定の方向に並んで束を作っています。各筋線維の間にはごく短い結合組織の線維が入り込んで筋線維どうしを固く結合させています。こうしてできた束がいくつか集合しさらに大きな束を作り、一つの筋を作ります。この構造は横紋筋・平滑筋ともにほとんど変わりません。ただ、横紋筋では筋肉の表面が筋膜という結合組織包まれているのが通常です。
目は光を感受する視覚器で、その主体は眼球であり頭蓋の眼窩の中に納まっています。この眼球には眼瞼(まぶた)・結膜・涙器・頑健などの副眼器が付属して目を形成しています。
眼球は球状の器官で視神経で脳と連絡し視覚を司っています。

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