骨格 無駄なく動く206個

ヒト(成人)の骨格は全身に206個の骨で構成され、それぞれの骨は互いにつながり体を支えています
骨格は関節と筋(骨格筋)の伸縮によりさまざまな方向に動かすことができます。数個の骨がつながって頭蓋腔や胸腔などをつくり脳や肺・心臓などの重要な内臓を保護しています。また、骨盤は腰を形成する骨格で、その中に腸や泌尿器、生殖器などの下腹部の内臓を格納し支える働きをしています。
骨の中には造血機能があり、骨髄で赤血球・白血球・血小板がつくられます。
骨格は、大きく脊柱・胸郭・頭蓋・上肢骨・下肢骨に分けられます。
脊柱は、背骨のことで背中の中央にあって人体の支柱となる骨格で、7個の頸椎・12個の胸椎・5個の仙椎・5個の腰椎・1個の尾骨(3〜5個の尾椎が癒合したもの)で構成されます。

胸郭は、内部に心臓・肺・胃を収めて保護するかごのような骨格で12対の肋骨・1個の胸骨からなり、頭蓋は頭と顔の部分の骨格で、10種15個の頭蓋骨と5種8個の顔面骨で構成されます。
上肢骨は、肩・腕・手の骨のことで、1対ずつの肩甲骨・鎖骨・上腕骨のほか8対の手根骨・5対の中手骨・14対の手の指骨などで構成されます。
下肢骨は、骨盤と足の骨です。1対の寛骨(腸骨・座骨・恥骨)、1対の大腿骨と7対の足根骨・5対の中足骨・14対の足の指骨などで構成されます。
骨は無機物と有機物からできています。大部分は無機質で主としてリン酸カルシウム(85%)でその他炭酸カルシウム(10%)リン酸マグネシウム(1.5%)など骨の硬さを作っています。その他わずかにある有機物が骨に弾力を与え骨折しにくくしています。

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このページは、が2021年2月13日 01:20に書いたブログ記事です。

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