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原発性胆汁性肝硬変(Primary biliary Cirrhosis:PBC)は中高年の
女性に好発する慢性進行性の胆汁うっ帯性肝疾患です。
自己免疫機序による小葉間胆管炎が初期症状で、しだいに繊維化が
進行し究極的には肝硬変、肝不全にいたる自己免疫性肝疾患です。
PBCの診断には、抗ミトコンドリア抗体(AMA)の存在と肝組
織での慢性非化膿性破壊性胆管炎(chronic non-suppurative dest
ructive cholangitis:CNSDC)の存在が重要とされています。
AMAの対応抗原は、その局在や対応疾患の違いによってM1−M9
の亜型に分類され、最もPBCに特異的で高頻度にみられる抗体は
抗M2抗体であると報告されています。
臨床的特徴
約70%が無症候性。有症状例の初発症状は皮膚掻痒感・黄疸が多い
関連自己抗体
・抗ミトコンドリア抗体(AMA)
PBCで特異的かつ効率(90%以上)に出現。AMAの中で、抗
ミトコンドリアM2抗体は、最もBPCに特異的で効率に出現。
・抗核抗体(ANA)
ANA陽性でPBCと診断される症例の多くは無症候性
・抗セントロメア抗体
無症候性PBCで高率に検出される
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