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「いきなりエイズ」はHIV感染が判明したときにはすでにAIDS(エイズ)を
発症している状態で、その割合はHIV感染者の30%を占めており、
わが国のHIV感染者の増加につながっていると言われています。
このため、早期診断によるHIV感染の拡散防止が求められています。
HIV感染者の年齢層は20代・30代に多く、エイズ患者は30代・40代
が高く50代・60代でも発症しています。
2006年にエイズ動向委員会が報告した2005年までの、日本における
年間HIV感染者とエイズ患者の報告数は年々増加しており、近年
では年間陽性者数(キャリアー数:HIV感染者数およびエイズ患者
数)は1,000人を超え、累積陽性者数も11,036人に達しています。
先進国で増加し続けているのは日本だけです。
HIV陽性者は他の感染症、特に性感染症(STD)を合併している
か、既往感染者である場合が多く、特に梅毒・ウィルス性肝炎・クラ
ミジア感染が半数以上に見られます。また女性のばあいは尖圭コン
ジローマの感染が多く見られます。
あたりまえのことですが、検査をしないとHIV感染は判明しません。
検査は病院を受診して行うことができます。また保険所等で無料検査
を行っていますので各保険所にお問合せください。
HIV検査の対象となるもの
・HIV感染を疑う疾患、状態
・性感染症(STD)のハイリスクグループ
・出血を伴う医療処置を施す患者
・受血者(輸血後感染症)
・妊婦
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