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健康診断で測定した血圧が収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上で「高血圧」と判定された場合も、原則として1回の測定で病気と診断されることはありません。日を改めて再検査を行うことになります。ただし、収縮期血圧180mmHg以上または拡張期血圧110mmHg以上(重症高血圧)の人で、特に糖尿病などを合併している場合は、すぐに内科などの受診を勧められることがあります。
高齢の人の中には、血圧が高いと指摘されても、歳をとれば血圧が上がるのは当然と思う人がいるようです。確かに、日本では加齢と共に高血圧の人が多くなりますが、これは歳のせいばかりとはいえません。世界でも、食塩をほとんどとらない生活をしている人々は、高齢になっても血圧が上がらないという報告があります。やはり、長年にわたる食塩の取りすぎなどが関係すると考えられます。
再検査の結果による対処法
・再検査で正常範囲だった場合
問題なしとされることが多いでしょうが、6ヶ月後くらいには再度血圧測定を行うのが望ましいでしょう。
・再検査でもまた高血圧だった場合
まずは内科を受診して、原因になっている病気があるか、高血圧の影響が全身に出ているかどうかを調べる必要があります。高血圧のほとんどは原因のはっきりしない「本態性高血圧」ですが、なかには、他の病気が原因で血圧が高くなる「二次性高血圧」の場合があります。二次性高血圧であれば原因になっている病気の治療が先決なので、まずこの鑑別が必要になります。
本態性高血圧は、体質的な素因に血圧を上げる生活習慣が重なって起こると考えられます。本態性高血圧であれば、まず生活習慣の修正を図ります。併せてただ血圧が高いだけなのか、他に心血管病の危険因子があるのか、すでに体に何らかの変化が起きているのか、リスクの評価を行います。
・生活習慣の修正ポイント
1)食塩は一日6g未満に
2)野菜・果物を積極的にとる。脂肪は控えめに。
3)肥満の解消
4)軽い有酸素運動を一日30分以上、なるべく毎日行う
5)お酒はたくさん飲まない(男性で一日に日本酒なら一合以下、女性はその1/2〜2/3を目安に)
6)禁煙
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