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男性ホルモンといえばテストステロンですが、草食系男子では実際に男性ホルモンが低いのでしょうか?またその対義語として使われる肉食系女子では男性ホルモンは多いのでしょうか?
男性ホルモン テストステロンという言葉から受けるイメージは、野性的・筋肉質・体力がある・性的に強いとなど草食系と相対するものであり、ここから草食系男子に関しておそらくテストステロンが低いであろうということが暗黙の了解となっています。それを証明したアンチエイジングドックのあるクリニックの報告を紹介します。
そのクリニックを受診した若年層の男性で
1)女性との恋愛・性的な行為に積極性が無い
2)自分を草食系だと思う
3)他人から草食系といわれる
4)応対が控えめで受動的
5)声が小さい
6)筋肉質でない
の条件を満たした21名(平均年齢30.2歳)の遊離テストステロン(free-testosterone:FT)を測定した結果、半数が低いFT値を示しました。FTは加齢とともに低下しますが、男性更年期障害の診断基準となるのは8.5pg/mL未満、境界域は8.5以上〜11.8未満です。
調査対象の21名中10名が境界域以下でそのうちの4名が8.5未満でした。FT値は個人差が大きいのですが、草食系の基準に合致した男性全例のFT値を日本人男性遊離テストステロン値の年齢分布図に照らし合わせると全て回帰直線以下の値で、年齢平均からみて高値を示した例はなく、草食系男子は実際にテストステロンが低い傾向にあると言って良いと思われます。
男性ホルモンは男性だけでなく女性でも約1/20を産生しています。女性においてその量に影響されるのは1)健康であるという感覚。2)性的な欲望。3)筋骨格系や認知機能などです。テストステロンは男性と同じく年齢とともに減少し40代では20代の半分となります。肉食系女子のテストステロンが高いかどうか実際に測定した報告はありませんが、米国ミシガン州で25〜50歳までの女性611名のテストステロン値とライフスタイル、体組成を分析した報告があります。それによると高テストステロンの女性は喫煙率が高く、BMIが高くてウエストが太く脂肪量が多い。アルコール量やビタミン・ミネラルの摂取量、日常的な運動においてはテストステロンの低い女性と有意差が無い。強度のレジスタンストレーニングをしている女性やプロの運動選手などはテストステロンが高いとの結果が得られました。
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