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糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が主な発症
原因であると考えられている疾患の総称です。
これらの疾患は虚血性心疾患・脳卒中などの原因となり、最悪の場
合死に至ことがあります。
一般に30〜40歳代以上の世代から発症しやすくなり、かつその発症
に生活習慣(食事習慣、運動習慣、肥満、喫煙、飲酒など)が深く
関わると考えられています。 肥満に加えて糖尿病・高脂血症・高血
圧・高尿酸血症などの生活習慣病を複合する状態を、医学的にはメ
タボリックシンドロームと総称します。
かつては加齢によって発病すると考えられたために「成人病」(せ
いじんびょう)と呼ばれ、特に脳卒中、がん、心臓病は3大成人病と
され、集団検診による早期発見、早期治療の体制が進められました。
成人病という概念は、昭和30年代に「主として、脳卒中、がん、心
臓病などの40歳前後から死亡率が高くなり、しかも全死因の中でも
上位を占め、40〜60歳くらいの働き盛りに多い疾病」として行政的
に提唱されたものといわれています。
その後の研究で、原因の大半が長年にわたる生活習慣にあり、間違
った生活習慣によって高脂血症や高血圧がどの年齢にも起こりうる
ことが判明したため、子供のころから予防に気を付けなければなら
ないことから、1997年頃から「生活習慣病」と呼ばれることが多く
なりました。
しかし、組織や保険などに現在でも「成人病」の呼称(成人病セン
ター、成人病特約など)は広く残っています。
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