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miR34b/c(microRNA-34b/c) DNAメチル化解析は、早期胃癌の内視鏡切除後および手術後の異時性多発性癌のリスクを予測する検査です。
DNAメチル化やヒストン修飾によるエピジェネティックな遺伝子制御機構は、癌や生活習慣病、精神疾患などに重要な役割を果たします。ゲノム上の個々の遺伝子発現状況(オン・オフ)は組織の種類や発生時期、外部環境などにより異なり、この遺伝子のオン・オフ制御にDNA メチル化やヒストン修飾などの関与が報告されています。
胃癌などではmiR34b/cのプロモーター領域がメチル化されることで、miR34b/cの発現が低下し、癌に有利な遺伝子発現を促すことが知られています。本検査は、シドニーシステム基準で採取した胃体部大弯の生検組織のmiR34b/cのプロモーター領域メチル化状態を調べることで、早期胃癌における異時性多発癌(再発)のリスクを予測します。
検査材料:組織250mg(シドニーシステム基準で採取した胃体部大弯の生検組織)
測定方法:パイロシーケンス法
基準値:単位(%)
疾患との関連:早期胃癌の異時性多発性癌
※パイロシーケンス法:DNA合成時の塩基伸長反応において、塩基がDNAに取り込まれる際に放出されるピロリン酸(PPi)をATPに変化させ、発光反応を用いて発光量を測定し取り込まれた塩基をみる検査方法です。最小検出感度が5%と比較的高く、特定のCpGサイトのメチル化率を数値として簡便に得ることができます。
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