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ドライアイとは、様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴うと定義されています。「眼が疲れる」「眼がごろごろする」「眼がしょぼしょぼする」などの訴えのほか、「夕方になると眼が見えにくい」など、一時的な視力低下も見られます。コンピューターを使ったオフィスワークが当たり前の現在、ドライアイの患者は増え続けており、国内での推定患者数は約800万人、試算によっては約2200万人に上るともいわれています。
緑内障は、眼球の内圧により、視神経が圧迫、障害され、視野が狭くなったり、視力が低下する病気で、一度失われた視神経は回復せず、中途失明の原因第二位になっています。
緑内障の検査としては眼圧測定、視野検査、眼底検査が行われていますが、日本人の場合は、眼圧は正常なのに視神経が障害される「正常眼圧緑内障」が多く、早期発見のためには視神経乳頭の状態をみる眼底検査が重要になっています。
視神経乳頭は、脳から眼球の中に入ってくる視神経が束状になっている部分で、赤味を帯びた円形として見られます。緑内障を発症すると眼圧でこの部分が押されて、「凹み(へこみ)」が大きくなり、白くなって見えます(視神経線維の数が減少している)。
しかし、従来の眼底検査は平面写真で診断するため、視神経乳頭の凹み具合の判定は、眼科医の技量・経験によって開きが生じるという問題がありました。そこで、客観的かつ的確に眼底を診断できる手段として生まれたのが眼底三次元画像解析検査です。
解析の方法には共焦点走査レーザー眼底鏡(HRT)、共焦点走査レーザーポラリメーター、光干渉断層計(OCT)の3種類があります。
眼底検査とは、瞳孔の奥にある眼底を、眼底カメラや眼底鏡という器具を用い、レンズを通して観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べる検査のことです。網膜剥離や眼底出血、緑内障などの目の病気を調べるときに行ないます。
なかでも、緑内障が疑われる人の発見が重要です。日本人の場合は、眼圧が正常範囲内でも視神経障害が起こる「正常眼圧緑内障」が多いので、この病気を早期発見するためには、眼底検査における視神経乳頭の所見が決め手となります。
また、眼底の血管は人間の体の中で唯一直接に血管を観察できる部位のため、そこを観察すると動脈硬化、脳腫瘍、高血圧などの全身の病気が推察でき、生活習慣病の検査としても有効です。
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