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しみはメークで隠せますが、たるみは隠せません。たるみは老け顔の要因であり、これからも若々しくあり続けたいと考える40歳代以上の女性に施術希望が増え、美容皮膚科や形成外科などにおけるアンチエイジング医療では手術を行わない低侵襲のたるみ治療に対するニーズが高まってきています。
これまで、顔のたるみを改善するには、フェイスリフトと呼ばれる外科手術が主流で、それ以外にはほとんど手立てがありませんでした。フェイスリフトは、外科手術により皮膚を引き上げる手術で、顔が腫れるなどのダウンタイムが2週間から1カ月ほど続きます。危険を伴う外科手術は日本人には抵抗感が強くなかなか受け入れられなかったようです。
こうしたなか、メスを使わずに皮膚を収縮させて引き締める高周波治療機器サーマクールが米国で開発され、2002年にFDA(米食品医薬品局)に承認され、日本にも導入されました。
サーマクールは、高周波(ラジオ波、RF)の電気エネルギーを利用し、真皮、および脂肪層の繊維性組織(結合組織)に約60℃の熱を発生させる治療機器です。
施術方法は、顔の治療部位に当てたハンドピース先端のチップの単電極(モノポーラ方式)から背中の対極板にかけて高周波の電流を流して熱を発生させます。チップからは冷却ガスも出ており、皮膚表面を冷やしながら行います。すると、皮膚表面から約2〜3mmの範囲を中心に約60℃の熱が発生し、真皮下層から皮下組織上層の繊維性組織が収縮(収縮するコラーゲン線維は5〜35%程度とされる)します。こうしたコラーゲン線維の収縮が即時的な引き締め効果をもたらすと同時に、およそ6カ月かけて熱によるダメージが徐々に修復され(創傷治癒過程)、コラーゲンの再生が促されます。引き締め効果は半年から1年くらい続きますが、その後の維持には定期的な実施が望ましいとされています。
自由診療となるため、1回の治療費は約15万〜30万円と高額で、施術後の変化は外科手術を行った場合に比べると小さく分かりづらい程度。しかし、他人に気付かれたくないという人も多く、逆に自然な変化が満足につながっているようです。
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