アミノインデックスがんリスクスクリーニング AICS

アミノインデックス を用いて癌に罹患しているリスクを予測する検査をアミノインデックスがんリスクスクリーニング(AminoIndex Cancer Screening:AICS)といいます。

スポンサードリンク

アミノインデックスがんリスクスクリーニング AICS

アミノインデックス とは、血液中の各種 アミノ酸 濃度から、健康状態や疾病の可能性を明らかにする技術を活用した解析サービスです。この アミノインデックス を用いて血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人と癌である人のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、癌であるリスク(可能性)を予測する検査を アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AminoIndex Cancer Screening:AICS)といいます。
癌の人では血液中の各種アミノ酸濃度バランスが変わります。AICSは、それをもとに癌に罹患しているリスクを予測する検査で、対象となる癌の種類は、胃癌・肺癌・膵臓癌・大腸癌・前立腺癌(男性のみ)・乳癌(女性のみ)です。

癌に罹患している確率を算出した数値がAICS値で、0.0〜10.0の間の値をとり、癌である確立が高いほど高値になります。
AICSを受診した1万人のAICS値を低い順から並べると、5.0未満の人が8,000人(このグループをランクAとします)、5.0以上8.0未満の人が1,500人(このグループをランクBとします)、8.0以上の人が500人(このグループをランクCとします)という3つのグループに分かれます。
AICSでは、値が大きいほど癌のリスクが高いのでランクA→ランクB→ランクCの順で癌のリスクが高くなるといえます。

検査項目として以下の3種類があります。
・男性AICS5種(胃癌・肺癌・膵臓癌・大腸癌・前立腺癌)
・女性AICS6種(胃癌・肺癌・膵臓癌・大腸癌・乳癌・子宮癌、卵巣癌)

・AICS検査に関する注意点
1)AICSは25〜90歳の日本人(妊婦を除く)を対象として開発された検査です。これらの方以外のAICS値は評価対象外となります。
2)食後8時間以上あけ午前中に採血する。
3)アミノ酸のサプリメント、アミノ酸含有スポーツ飲料、アミノ酸製剤、牛乳、ジュースなども食事同様控える。
費用は、保険未収載なので20,000円くらいかかります。

▽アミノインデックスがんリスクスクリーニング AICS のキーワード

▽次の記事、前の記事

小児の インフルエンザワクチン 2011年は接種量を増量 | AMH 抗ミュラー管ホルモン 卵巣予備機能マーカー

スポンサードリンク

健康診断・血液検査MAP:新着記事

百日咳菌DNA 百日咳菌核酸検出
本検査は、LAMP法を用いており、迅速かつ特異的に百日咳菌の核酸検出が可能であるため、他の呼吸器系疾患との鑑別や百日咳の早期診断等に有用な検査として、期待されています。
HIT発症のメカニズム
ヘパリン起因性血小板減少症(Heparin-Induced Thrombocytopenia:HIT)はヘパリン投与患者におこる副作用で、免疫機序を介して血小板減少症、動静脈血栓塞栓症を引き起こす重篤な病態です。
HTLV-1核酸検出(妊婦)HTLV1プロウイルスDNA定性
ウエスタンブロット法判定保留例におけるHTLV-1感染の診断に有用です。
PCSK9阻害薬 新しい機序の脂質異常症治療薬
PCSK9(プロ蛋白転換酵素サブチリシン/ケキシン9型)の生理学的作用は、LDL受容体の分解を促すことです。
睡眠関連呼吸障害群 カタスレニア
カタスレニアは呼気時だけ、いびきのようなうめき声(唸り声)をあげます。
睡眠関連呼吸障害群 治療起因性中枢性睡眠時無呼吸
治療起因性中枢性睡眠時無呼吸は、ICSD-3で新たに加わった障害名です。以前は複合性睡眠時無呼吸(complex sleep apnea syndrome:complex SAS)と称されていました
睡眠関連呼吸障害群 中枢性睡眠時無呼吸症候群
中枢性睡眠時無呼吸症候群は、中枢神経組織の機能不全によって睡眠中の呼吸停止または、減弱が生じ、SpO2の低下を伴うことが多い
睡眠関連呼吸障害群 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に頻回の呼吸停止や上気道の閉塞が生じ。覚醒反応による睡眠分断と動脈血酸素飽和度(SpO2)の低下をきたすのが特徴
睡眠障害の分類 睡眠関連呼吸障害群
睡眠関連呼吸障害群は、「睡眠障害国際分類第3版:ICSD-3」では、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性睡眠時無呼吸症候群、睡眠関連低換気障害群、睡眠関連低酸素血障害群、孤発性症状と正常亜型の5つに大別されています。
睡眠障害の分類 不眠症群
ICSD-3では、不眠を「障害」として捉え、入眠困難、中途覚醒、早期覚醒の不眠症状が、週に3回以上で3か月以上持続するものを慢性不眠障害としています。

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! Lint