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MAST33検査は、少量の血清で幅広い範囲のアレルゲンが検索できます。陽性頻度が高いとされる33種類のアレルゲンを測定します。検査材料の血清が0.5mlと少量でできるため、小児など採血が難しい場合に適しています。また13項目分の検査料金で33項目のアレルゲンが検査できるのでお得です。
現在、食物アレルギーの発症数と重篤度が高い食品については、表示義務あるいは表示を奨励されている「特定原材料等」が定められています。MAST33アレルゲンは、表示が必須である「エビ、カニ、卵、小麦、ソバ、落下生、乳」はもとより、2013年9月に追加された「ゴマ」を含む「特定原材料等」を備えたアレルゲン構成の検査です。
リンパ球幼若化試験 または リンパ球刺激試験(Drug-induced Lymphocyte Stimulation Test:DLST)は、患者末梢血から比重遠心法により、リンパ球を分離し、薬剤とともに培養してリンパ球の幼若化を観察する検査です。
薬剤アレルギーは、薬剤が抗原となってアレルギー反応を起こすものをいい、即時型アレルギー(体液性免疫)と遅延型アレルギー(細胞性免疫)とに大別されます。
薬剤アレルギーの起因薬剤を検索する方法には、パッチテスト等、in vivoでの反応と、採血を伴うin vitroでの反応があり、リンパ球幼若化試験は、in vitroにおいて、主に遅延型アレルギーに対する薬剤の影響を検査するものです。この遅延型アレルギーとは、抗原を認識した感作リンパ球が、リンフォカインを放出し、それによって組織障害(主として肝障害)が起こるものをいいます。
アトピー性皮膚炎は、患者の多くがアトピー素因をもっており、慢性的に増悪と寛解を繰り返しますが、症状の程度に応じた適切な治療を行うことにより、症状がコントロールされた状態に維持されると自然寛解の期待できる疾患です。
しかし、近年特に成人30歳以上の有病率が増加している上に、重症化・難治化傾向が問題になっており、重症度に応じた適切な治療の重要性が改めて指摘されています。
TARC(thymus and activation−regulated chmokine)は、白血球走化作用を持つケモカインの一種で、過剰産生されるとTh2細胞を病変局所に引き寄せ、IgE抗体の産生や好酸球の活性化が起こり、アレルギー炎症反応を惹起すると考えられています。とりわけ、アトピー性皮膚炎において特異性がみられ、重症になるほど著明に上昇し、軽快に伴い減少します。
TARCの測定は、アトピー性皮膚炎の病態を客観的に数値化することで、重症度評価の一助として有用です。
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