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臓器移植は、シクロスポリンをはじめとしたカルシニューリン阻害剤による免疫抑制療法の導入で飛躍的に成績が向上しています。さらに近年では、作用機序が異なる免疫抑制剤を組み合わせることによって、より少ない副作用で効果の高い免疫抑制療法が可能になりました。
免疫抑制剤エベロリムス(商品名:サーティカン)は、海外で広く使用されているmTOR阻害剤です。日本では心移植と腎移植が適応疾患として認められ、シクロスポリンやステロイド剤と併用されています。
副作用回避のために各薬剤の用量調節を行う際は、薬剤相互作用の影響があるため、各々の血中濃度管理が重要になってきます。エベロリムスの血中濃度については、血中トラフ濃度が3.0ng/mL以上の患者では、3.0ng/mL未満の患者に比べて急性拒絶反応の発現率は低く、また推奨される治療濃度の上限は8ng/mLとされています。
検査材料:EDTA加 血液
測定方法:ラテックス凝集比濁法
基準値:単位(ng/mL)免疫抑制剤としてシクロスポリンと併用した場合
Trough濃度 3.0〜8
エベロリムスの適応疾患:心移植、腎移植
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