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後期高齢者の患者のなかには、特別な食事療法を行っていないにも関わらず1年ほどでゆっくり体重が減ってきたり、疲れやすさ、体力の衰えを訴えることがあります。
ICD10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10版)によれば、このような病態の診断名としてFrailty(R54)があります。そこにはAgerelated physical debility(加齢による身体の衰弱)との説明があり、加齢に伴う様々な機能変化や生理的な予備能力の低下によって健康障害を招きやすい状態と解釈されます。
妊娠 に伴う消化器系検査値の変化は、血清アルブミン・血清アルカリフォスファターゼにみられ、消化管緊張・運動・蠕動の減少により、便秘や胃・食道逆流が起こりやすくなります。
1)肝機能検査値の変化
妊娠により体内の蛋白量は増加しますが、水血症のため血清総蛋白濃度、アルブミン濃度は減少します。血清アルカリフォスファターゼ(ALP)活性は非妊娠時の2〜4倍に上昇しますが、この上昇のほとんどは胎盤由来のアイソザイム4(ALP4)の増加によるものです。
妊娠に伴う泌尿器系検査値の変化は、腎機能・尿管・尿糖・尿蛋白などにみられます。
1)腎機能
循環血液量、血漿量、心拍出量の増加により腎血流量、腎血漿流量が増え、糸球体濾過率(glomerular filtration rate:GFR)、24時間尿量が増加します。血液尿素窒素(BUN)、血清クレアチニン、血清尿酸値は尿中排泄増加のため低下します。
2)尿管拡張
尿管はプロゲステロンの平滑筋弛緩作用により収縮が低下し拡張をきたします。また増大した妊娠子宮や卵巣漏斗靭帯による圧迫も尿管拡張に関与します。妊娠子宮が右側に回転する影響を受けて、圧迫されやすい右尿管が左より拡張しやすくなります。拡張した尿管により尿が尿管内に停滞しやすい状態となり、細菌が繁殖しやすくなります。このため、妊婦は尿路感染症(腎盂腎炎など)をきたしやすくなります。また増大した子宮は膀胱を圧迫し、頻尿になります。
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