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2013年4月より新たに健康日本21(第二次)が開始されました。本プロジェクトにおいては、当然特定健診・特定保健指導の実施率の向上が最大の標的となっていますが、実施率の上昇は単なるプロセスの改善であり、最終的には生活習慣の乱れから派生する脳血管障害、虚血性心疾患、高血圧症、脂質異常症、糖尿病性腎症などを減少させることが目標です。
この目的実施の為に、厚生労働省は2013年4月に新たに「標準的な健診保健指導プログラム(改訂版)」を作成し、このなかで新たな特定健診の具体的な数値目標を提示しました。ここでは10年後の2022年度には、例えば10万人当たりの年齢調整死亡率を脳血管疾患および虚血性心疾患で低下させること、収縮期血圧の平均値の低下、LDLコレステロール160mg/dl以上の者の減少、糖尿病有病者の増加抑制などにつき具体的な数値が示されています。しかし第一の目標はメタボ該当者およびその予備軍を2015年には2008年に比し25%減少させることと健診実施率の上昇です。
トリクロル酢酸(三塩化酢酸)は、1・1・1-トリクロルエタンやトリクロルエチレン、テトラクロルエチレンなどの尿中代謝物です。
塩化不飽和脂肪族炭化水素の一種で、産業衛生上生物学的モニタリングの対象となる有機溶剤であり、主に洗浄、塗装、ドライクリーニングなどの領域で使用されています。
1・1・1-トリクロルエタンは別名メチルクロロホルムともいわれ、印刷工場などで溶剤として用いられており、生体内に入るとまずトリクロルエタノールになり、部分的酸化によりトリクロル酢酸を生じます。
2.5-ヘキサンジオンはノルマルヘキサン(n-ヘキサン)の代謝物であり、第2種有機溶剤に分類されています。接着剤やインク、塗料などに広く使用され、長期の暴露により多発性神経炎などの神経障害や皮膚粘膜障害を引き起こすことが知られています。
通常は経気道的に体内に吸収され、主に脂肪組織に蓄積されます。ノルマルヘキサンの代謝物は2.5-ヘキサンジオンが代表的なものです。
厚生労働省の「有機溶剤中毒予防規則」に基づき、n-ヘキサン取り扱い作業従事者を対象にした必須検査の項目に指定されています。
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