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BCA225は、Mesa-Tejadaら(1978)により乳癌細胞株培養上清中の
ウイルス様粒子画分を免疫原として作製されたモノクローナル抗体
CU18およびCU46によって認識される抗原で、免疫組織化学的に乳癌
に特異的とされています。
BCA225は病期の進行に伴って陽性率の上昇を認め、さらに再発乳癌
では極めて高い陽性率を示します。こうした所見は進行癌や再発性
乳癌において癌細胞の崩壊や癌細胞自体の血中への流出頻度が増加
することを反映したものと推定されます。したがって、BCA225の臨
床的意義は乳癌の早期発見よりも乳癌術後のモニタリングや再発乳
癌に対する治療効果判定にあるといえます。
乳癌の血中腫瘍マーカーには他にCA15-3があり、CEAやNCC-ST-439
なども用いられることがあります。いずれも組み合わせることで陽
性率は上昇しますが、保険請求上の留意も必要です。
検査材料:血清
測定方法:EIA
基準値:単位(U/ml)160以下
高値を示す病態:原発性乳癌
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