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ペントシジンは、酸化ストレスや糖化ストレスの更新した腎機能低下や糖尿病において、種々の結合組織に増加する終末糖化産物(Advanced glycation end products:AGEs)です。従来糖尿病や腎不全など特殊な環境下においてのみ、その役割が注目されてきましたが、近年、骨強度を低下させる骨質劣化要因として新たな展開を見せています。尿中や血中のペントシジン濃度の上昇が、骨密度とは独立した骨折リスク因子となるとの研究報告が集積されています。
ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)とは、骨・関節・筋肉・末梢神経などの運動器の障害により、要介護となる危険性の高い状態を指します。高齢者に多い関節や脊椎の障害は1人の患者に連鎖して発症することが多く、一つ一つの独立した疾患としてではなく、運動器の幅広い障害として包括してとらえる疾患概念です。
ロコモティブシンドローム の代表的な疾患は 骨粗しょう症 変形性膝関節症 腰部脊柱管狭窄症 です。
検査法は画像による評価法が主ですが、骨粗しょう症に対する骨代謝マーカーなどの血液検査も重要です。
TRACP-5bは、酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ(tartrate-resistant acid phopshatate:TRACP)の骨型アイソザイムであり、破骨細胞に局在する酸性加水分解酵素です。破骨細胞が骨に吸収する際に血中に漏出することから、破骨細胞数やその骨吸収活性の直接の指標となる唯一の骨吸収マーカーです。同じ骨吸収マーカーで、尿を主な検査材料とする1型コラーゲン代謝産物などと異なり、血液で測定できるので尿で必要となるクレアチニン補正が不要となり、測定変動が小さく、生理的変動も小さくなります。さらに食事の影響や日内変動がなく、腎機能の影響を受けないなどの種々の優れた特性を有しています。
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