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性行為感染症(Sexually Transmitted Disease, STD)の患者数は
近年増加が著しく、特に10〜20歳代の若年層での蔓延が進行し
ています。本検査は、その代表格であるクラミジア、淋菌、ヒト・
パピローマウイルス(HPV)を、遺伝子レベルで迅速かつ正確に
同定する新しい検査法です。
一見、自覚症がまったくない状態でも、これらの病原体の感染を受
けている個体は、HIVをはじめとするさらに深刻な感染症に罹患
する確率が高いため、早期に発見しパートナー(一人とは限らない)
も含めた加療の重要性が指摘されています。
本検査は、以上3種類のSTD病原体を、特異的DNAを用いたハ
イブリッドキャプチャー法で、同時かつ高感度に検出するものです。
1本の頸管スメアで、同時に3種の同定が可能なため、患者の負担
が少ないことが長所といえます。この検査で陽性であれば、実際患
部に病原体が存在することを示し、加療によって消失すれば陰性化
します。しかし核酸検査共通の問題として、死菌でも陽性になるこ
とがあるため注意を要します。また陽性・陰性いずれの判定にあっ
ても、適切に検体が採取されることが大前提です。
検査材料:ぬぐい液
基準値:陰性(−)index 1.00 未満
測定方法:ハイブリッドキャプチャー法
陽性を示す病態
クラミジア・トラコーマチス感染症及び淋菌感染症、子宮頸管炎、
骨盤内感染症(子宮内感染、卵管炎、骨盤腹膜炎)、ヒトパピロー
マウイルス感染症、子宮頸部癌
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