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C型肝炎ウイルス(HCV)は、塩基配列とアミノ酸配列の相同性
により現在少なくとも6つのグループに分類されています。日本に
おいては2つのグループ(グループ1、グループ2)に大別され、
さらにそれぞれ2つのサブタイプ(1a・1b・2a・2b)に分類可能と
されています。
HCVは、グループによりインターフェロン(IFN)治療に対す
る感受性が異なると報告されていることから、HCV群別(グルー
ピング)はC型慢性肝炎にIFN治療において、治療効果の予測や
方針決定の指標として有用と考えられます。
HCV群別(グルーピング)は、NS4領域の抗原性が遺伝子型に
より異なることから、これらに対する特異抗原(C14-1・C14-2)を
用いて血清学的にHCVを2つのグループに分類します。
本検査では遺伝子型ジェノタイプT、Uがグループ1に、ジェノタイ
プV、W型がグループ2に分類されます。
近年、HCVのインターフェロン(IFN)治療効果がHCVの遺
伝子型に大きく左右されることがわかり、治療を行う上で遺伝子型
を知ることが重要になってきました。本検査では、グルーピングを
行うことで遺伝子型の簡便な推測が可能となります。日本において
はC型肝炎患者の60〜70%をジェノタイプU型(グループ1)が
占めるといわれ、IFN治療が奏効しにくい型として知られています。
一方、ジェノタイプV、W型(グループ2)はIFN治療の予後が良
好とされていますが、日本では比較的頻度が低い。
検査方法: EIA
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