ウイルス性肝炎検査:HBc抗体

HBs抗原産生量が非常に少ない場合や一過性感染例では、HBVに対する感染抗体であるHBc抗体を測定することが必要となります。

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ウイルス性肝炎検査:HBc抗体

HBV感染症の血清学的診断は、血中HBs抗原の検出により可能
ですが、HBs抗原産生量が非常に少ない場合や一過性感染例では、
すでにHBs抗原が消失している場合もあります。このような例で
はHBVに対する感染抗体であるHBc抗体を測定することが必要
となります。
意義としては、低抗体価(低力価)はHBVの過去の感染(多くの
場合、HBs抗体陽性)を示し、高抗体価(高力価)はHBVの感
染状態(ほとんどの場合HBs抗原陽性)を示す指標となります。

基準値:1.00未満 (S/CO)ハンテイ(−)
測定方法:CLIA

異常値を示す疾患・病態
上昇する疾患:B型肝炎急性期、急性期後期、持続感染

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