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GOTは、グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ (Glutamic Oxaloacetic Transaminase)のことで、AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)とも呼ばれます。
組織が病的状態におちいり細胞膜の透過性を高める変性又は、崩壊があれば細胞内の酵素は血液中に逸脱して血清中の酵素活性は上昇します。
血清トランスアミナーゼ活性値は、損傷組織や損傷の程度を推定する指標となります。
心筋梗塞においては、心筋中に多いGOTの逸脱により血清GOT活性は上昇するが発作がおこってから6〜8時間後から上昇しはじめ、48時間〜60時間で最高に達し4〜5日位で正常値にもどります。
ウイルス性肝炎においては初期においてGOT、GPTともに上昇しはじめ、GPT活性値がGOT活性値より高値に達し正常への回復は、GPT活性値の方が緩慢です。
肝硬変・肝癌ではGOT活性値の方がGPT活性値より高くなる傾向にあります。閉塞性黄疸・急性肝炎の場合はGPTの方がGOTより活性値の上昇がみられます。
基準値:10〜40(U/L)測定法:JSCC標準化対応法
上昇する疾患
アルコール性肝炎、肝硬変、肝腫瘍、急性肝炎、筋疾患、脂肪肝、心筋梗塞、胆汁うっ滞、慢性肝炎、溶血性疾患
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