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肝臓の働きは多岐にわたるため、その異常はさまざまな検査値に現れてきます。コレステロールのほとんどは肝臓で合成されるため、肝臓の機能が低下すると総コレステロールの値が低くなります。一方、肝臓でつくられたコレステロールは胆汁中に排出されるので、胆道の異常で胆汁の流れが阻害されると血液中に増えてコレステロール値が高くなることもあります。
血液一般の検査項目では、白血球数(WBC)の増加で感染があるかをみたり、血沈またはCRPで炎症の有無を調べたりします。急性肝炎などでは、肝機能検査と併せてこれらをみることが重要になります。
血小板数(PLT)は、肝機能が低下すると減少し、継続して検査すると肝臓の線維化の程度をよく反映することから、慢性肝炎や肝硬変の経過をみるうえで重要です。
また、腫瘍マーカーであるAFP(アルファフェトプロテイン)が異常値であれば肝癌を疑いますが、大きな癌があっても70%ほどの人しか異常値を示さないのでAFPが正常でも肝癌がないとはいえません。
健康診断では、こうした検査の結果も併せて肝臓の異常を探ります。
・肝機能検査の主な項目
AST(GOT)、ALT(GPT)、γGTP、ALP(アルカリフォスファターゼ)、総ビリルビン、総タンパク(TP)、アルブミン(Alb)、コリンエステラーゼ、ZTT(亜鉛混濁反応)、総コレステロール、血小板数、AFP(アルファフェトプロテイン)
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