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4型コラーゲンは、生体内コラーゲンの一つで、生体各組織の基底膜に局在しており、蛋白分解酵素の影響を受けにくいため血中では安定しています。ラミニンと結合して上皮組織直下に基底膜層を形成します。基底膜は体内に広く分布し、皮膚・消化管・筋肉・神経組織・血管内皮・腎糸球体・肺胞などにみられます。上皮組織と結合組織との間を境する膜状構造で、コラーゲン蛋白(主に4型コラーゲン)と非コラーゲン蛋白(ラミニン・フィブロネクチンなど)からなります。4型コラーゲンはラミニンと結合して上皮組織の直下に基底膜層を形成し、高分子物質の透過性を制御しています。
肝の4型コラーゲンは、蛍光抗体法でみると、血管内比細胞・胆管・細胆管・神経線維などの周囲の基底膜に分布し、実質域では類洞壁細胞と肝細胞索の間の類洞に沿って局在します。また、肝線維化過程では類洞の毛細血管化に一致して増量し、肝硬変では線維隔壁で増加するとされています。
検査材料:血清
測定方法:RIA2抗体法
基準値:単位(ng/ml)3〜5
・高値を示す病態
肝癌、肝硬変、慢性肝炎(活動性)
▽4型コラーゲン・7S 肝臓の線維化マーカー のキーワード
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