スポンサードリンク
抗核抗体とは、真核細胞の核内に含まれる様々な抗原性物質に対す
る抗体群の総称でです。膠原病各疾患の患者血清中には、その疾患
に特有な自己抗体群が検出されています。
本検査は抗核抗体群のすべてを一括検出する第一次スクリーニング
検査法で本検査が陽性であれば、次の段階として、どの種類の抗核
抗体が陽性なのかを検査を進めます。
また抗核抗体の陽性が確認された場合は、染色型(患者のもつ抗体
が反応した核抗原が、核内にどのように分布しているかによって
描かれる紋様)も同時報告され、この染色パターンから、おおよその
対応抗体が推測できます。
基準値:40倍未満 測定法:FA(蛍光抗体法)
蛍光抗体法での染まり方のパターンにより
・辺縁型 (peripheral pattern)
・均等型 (homogeneous pattern)
・斑紋型 (speckled pattern)
・核小体型(nucleolar pattern)
・細胞質型(cytoplasmic pattern)
・PCNA型 (proliferating cell nuclear antigen pattern)
・セントロメア型 (centromere pattern)
に分類されます。
異常値を示す疾患・病態
・上昇する疾患
その他の自己免疫性疾患
各膠原病(オーバーラップ症候群・シェーグレン症候群・強皮症・
混合性結合組織病・自己免疫性肝炎・全身性エリテマ
トーデス(SLE)・多発性筋炎/皮膚筋炎・関節リウマチ)
薬剤誘発性ループス
※抗核抗体(ANA)は成人健常者でも陽性になることがあります。
健常者における出現率
40倍未満 67〜75%
40倍 16〜22%
80倍 7〜13%
160倍 1〜4%
320倍 1%
▽抗核抗体(ANA) のキーワード
▽次の記事、前の記事
スポンサードリンク
当サイトのRSS
サイトについて
注意事項新着アイテム
ジャンル
Copyright (C) 2008
by 健康診断・血液検査MAP