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リウマチ因子(RF)は一般に重症のRAや関節外症状を伴う悪性
関節リウマチ(MRA)では、RFが高値を示す例が知られ、RF
陽性のRAは陰性に比べ関節病変進行の程度が強いことから、RF
は予後を左右する重要なファクターと考えられています。
従来治療によるRFの変動は少ないと考えられていましたが、免疫
治療の進歩により、RF治療に免疫抑制剤が用いられ、臨床症状の
改善に伴いRFの減少がみられると報告されていることからRFの
定量は疾患活動性の指標として臨床上重要な意義をもつと考えられ
ています。
RFは関節リウマチ患者血清中に存在するリウマチ因子に特異的で
ありその診断や治療効果に有用です。
検査材料:血清
測定方法:ラテックス凝集法
基準値:15以下(IU/mL)
異常値を示す疾患・病態
肝硬変・関節リウマチ(RA)・全身性エリテマトーデス(SLE)
強皮症(SSc)・慢性肝炎
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