金属アレルギーは病態が多様ですので、口腔内と全身の両面の状態を知るために、歯科と内科、皮膚科が連携した多角的な検査が必要です。検査項目については下記の検査を歯科と内科で組み合わせて行うことが一般的です。
●口腔内検査
視診やレントゲンによる検査が中心です。口腔と歯の状態、金属の存在をチェックします。歯肉や舌、頬の粘膜などに発赤、白化などの症状が現れることがあります。歯周病は症状を悪化要因です。
●歯科金属検査
多種類、多数の金属が使われていればいるほどリスクが高くなります。冠や詰め物の一部が黒く変化してしまっている場合には強いガルバニ電流が発生している可能性があります。金属での帯電試験、機器による金属の漏出度測定です。