花粉症:ハンノキから始まりスギ・ヒノキ・イネ科へ

花粉の飛散はハンノキから始まり、スギ・ヒノキ・イネ科と続きます。
ハンノキ:1月〜4月
スギ:2月〜4月
ヒノキ:3月〜5月
シラカンバ:4月〜6月
イネ科:ハルガヤ 4月〜8月
    カモガヤ 5月〜9月
    オオアワガエリ 5月〜9月
    ギョウギシバ 6月〜9月
スギ花粉飛散前や終了後にアレルギー症状が出る場合には、ハンノキ・イネ科などのアレルゲンを測定しましょう。

また、花粉症から食物アレルギーを誘発することがあります。特にハンノキ花粉に感作するとリンゴ・モモなどのバラ科果物や、大豆加工品で食物アレルギーを起こすことがあります。これは花粉・食物アレルギー症候群(PFAS:ピーファス)と呼ばれ、花粉抗原と交差反応を示す成分を含む食品を摂取した数分後に、唇・口・喉などにイガイガ感やかゆみ・腫れなどのアレルギー症状を引き起こします。繰り返し摂取することで、重篤な症状を引き起こすこともあります。特に豆乳によるPFASでは重症例が報告されています。

ハンノキ・シラカンバ:リンゴ・モモ・大豆加工品(豆乳)など
スギ・ヒノキ:トマト
カモガヤ・オオアワガエリ:メロン・スイカ・キウイなど

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このページは、が2017年6月21日 00:01に書いたブログ記事です。

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