プロバビリティーカーブは、特異的IgE抗体価が高いほど、当該アレルギーの症状誘発の可能性が高くなるということを、連続した特異的IgE抗体価と症状の誘発率との関係で示したものです。
Sampsonらは、卵白・牛乳・ピーナッツおよびタラのプロバビリティーカーブを作成し、併せて各プロバビリティーカーブからディシジョンポイントの値も算出しました。ディシジョンポイントは、食物経口負荷試験の陽性確率が95%の抗体価で、その抗体価以上であれば、ほぼ確定診断されるものです。プロバビリティーカーブを活用することで、リスクの高い負荷試験を避けることができるようになりました。
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