薬物アレルギー 種類と症状

薬剤が原因で起こるアレルギー反応を 薬物アレルギー といいます。薬疹 などの皮膚障害のみならず、肝臓や腎臓などに内蔵疾患を合併するなど、重症の場合は死に至ることもあります。
代表的な 薬物アレルギー の種類と症状
1)過敏症
・アナフィラキシー:皮膚のかゆみ、声のかすれ、くしゃみ、喉のかゆみ、息苦しさ、動悸、意識混濁など

2)皮膚
・スティーブン・ジョンソン症候群:38度以上の高熱、目の充血、めやに、眼分泌物、まぶたの腫れ、眼が開けづらい、唇や陰部のただれ、排尿・排便時の痛み、喉の痛み、皮膚の広範囲が赤くなるなどの症状が持続したり、急に悪くなったりする
・中毒性表皮壊死症:38度以上の高熱、目の充血、唇のただれ、喉の痛み、皮膚の広範囲が赤くなるなどの症状が持続したり、急に悪くなったりする
・薬剤性過敏性症候群:皮膚の広範囲が赤くなる、38度以上の高熱、喉の痛み、全身がだるい、食欲がない、リンパ節が腫れるなどの症状が持続したり、急に悪くなったりする
・接触皮膚炎:薬剤を使用したらすぐにひりひりする、赤くなる、痒くなり塗ったところにジンマシンがでる

3)肝臓
・薬物性肝障害:倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、発疹、吐き気・嘔吐、痒みなど
4)腎臓
・間質性腎炎:発熱、発疹、関節の痛み、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などの消化器症状など
5)口腔
・薬物性口内炎:38度以上の高熱、目の充血、口の中や唇のただれ、喉の痛み、皮膚が広範囲にわたり赤くなるなど
6)呼吸器
・間質性肺炎:階段を上がったり、少し無理をすると息切れがし息苦しくなる、空咳がでる、発熱などの症状が持続したり、急に悪くなったりする
・非ステロイド性抗炎症薬による喘息発作:息をするときゼーゼー・ヒューヒューと鳴る、息苦しい
7)血液
・無顆粒球症(顆粒球減少症・好中球減少症):突然の高熱、寒気、喉の痛み

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このページは、が2012年12月 4日 23:09に書いたブログ記事です。

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