魚アレルギー タラ

タイセイヨウマダラ(Gadus morhua)
主要なタラ・アレルゲン(パルブアルブミン)は、多くの魚種を代表するアレルゲンのひとつです。タラ目(例:タラやメルルーサ)とサバ科の魚(例:サバやマグロ)にように、異なる種に属する魚の間には、共通のアレルゲン成分が存在していると考えられ、異なる群の間におけるアレルゲン特異性の重複は、中程度と見られています。

魚に対するアレルギー反応は、食物アレルギーの最も一般的な原因のひとつです。アトピー体質を持つ集団内の有病率は、約10%から約 40%と差があります。 ノルウェーでは、魚アレルギーは一般人口の1/1000の割合で見られました。多くの小児が牛乳や卵白に対するアレルギーから脱却する一方、魚に対するアレルギーを持つ小児は後年も魚に対する過敏性を維持する可能性があります。

魚アレルゲンに対する反応は多くの場合、重篤です。複数の調査において、魚の摂取後だけでなく、魚の調理中または処理に関連して蒸気または噴霧を吸入後、あるいは魚と皮膚の接触後に生じる全身性反応が報告されています。

極めて敏感な患者では、魚の調理に用いられた油を再利用して調理された食物を摂取後、または汚れた調理器具や容器が用いられた場合にアナフィラキシー・ショックを起こした例があります。

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このページは、が2009年3月12日 23:57に書いたブログ記事です。

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