2009年3月アーカイブ

セイヨウハシバミ(Corylus avellana)の果実
ヘーゼルナッツの主要生産国は、イタリア、スペイン、フランス、トルコです。この木の実は通常、秋になると落下し、それらを拾い集め、殻を取り除いてから乾燥させます。
ヘーゼルナッツは、広く用いられており、「隠れ」アレルゲンになる可能性もあります。例えば、糖果など二次製品の成分のひとつ、ヌガーは、ヘーゼルナッツ製品のひとつです。

同属の種の間では広範な交差反応が予想されます。ヘーセルナッツとハシバミの木の花粉の間には交差反応が生じる可能性もあります。さらに、カバノキの花粉に誘発される花粉症と、ヘーセルナッツ、リンゴ、キーウィ、ニンジン、ジャガイモおよびその他の野菜に対する感作の間には相関性があります。カバノキの花粉に過敏な患者で、口腔アレルギー症候群を呈する人達の間では、リンゴ・アレルギーまたはヘーゼルナッツ・アレルギーが一般的です。

魚アレルギー タラ

タイセイヨウマダラ(Gadus morhua)
主要なタラ・アレルゲン(パルブアルブミン)は、多くの魚種を代表するアレルゲンのひとつです。タラ目(例:タラやメルルーサ)とサバ科の魚(例:サバやマグロ)にように、異なる種に属する魚の間には、共通のアレルゲン成分が存在していると考えられ、異なる群の間におけるアレルゲン特異性の重複は、中程度と見られています。

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