花粉症の症状改善に“ツボ”が効果ありって知っていますか?簡単にできますので、試してみてはいかがでしょう。
体にある“ツボ”を押すことでさまざまな痛みや病気の症状などを緩和することをツボ療法といい、中国に起源を発しています。
つぼにはたくさんの種類がありますが、花粉症の症状を軽くするような、予防のつぼ3つをご紹介します。これらのつぼは、特に「原穴(げんけつ)」とよばれる種類のつぼで、人間の体にあるつぼの中でも、特に重要な役割を担っています。
できれば花粉の季節が始まる前から、定期的に押すことをおすすめするつぼです。花粉症の症状以外のいろいろな症状にも力を発揮してくれます。
・合谷(ごうこく)
手の甲の人さし指と親指の骨が交わるところの内側にあります。
このつぼは花粉症の鼻に関する症状をはじめ、目など顔全体の症状のほか、肩こり、生理痛などにもおすすめのつぼです。なるべく手を大きく開いて、押すほうの手ではさむようにして押すと、うまく押すことができます。
・太衝(たいしょう)
足の親指と人さし指の間をV字に結んだ際の谷間のところにあるつぼです。
このつぼは涙目や目のかゆみといった目の症状のほか、ストレスなど精神的な問題をゆるめるときにも使います。
・太淵(たいえん)
親指の付け根と手首のしわの間のくぼみにあるつぼです。
このつぼは鼻の諸症状に良いほか、風邪のときや、肺など呼吸器系の調子が悪い人にもぜひ活用して欲しいつぼです。
・承泣(しょうきゅう)
目の瞳孔(目の玉の真ん中)から真下に下りてきたところ、目のまわりの骨のちょうど上あたりにあります。目を囲んでいる骨を触っていくと、ちょうど目の瞳孔の下あたりにくぼみがありますが、そこがこの「承泣」です。花粉症をはじめ、目のかゆみや充血、涙などにおすすめです。
“つぼ”を押すときは、やや強めの力で押してください。「ちょっと痛い!」と思うぐらいが最適。押すときには利き手の人差し指を使います。
さらに、指先を肌から離さずに、10円玉大くらいの大きさの円を描くように、指を左右に20回ずつまわします。時間がなければ10回ずつでもいいでしょう。
また、指をまわす方向の順番としては左に20回、右に20回が良いですが、あまりこだわらなくても大丈夫です。気が向いたときや、気がついたときに一日何回でも押しても問題ありません。