2008年5月アーカイブ

ファディアトープはアトピー鑑別試験ともいわれ、吸入抗原に感作されているかをスクリーニングする検査です。花粉症に代表されるアレルギー患者は、年々増加していますが、原因となる吸入物質には、春先のスギ、ヒノキ、これに引き続いて現れる各種雑草、イネ科の花粉に加え、一年中みられるハウスダスト、ダニや、イヌやネコをはじめとするペットのフケ、真菌など、アレルゲンの種類は豊富であり、季節や地域、患者の年齢で差異が認められます。
診断には、吸入アレルゲンに感作されているかを知る必要がありますが、アレルゲンの項目数は多岐に渡るため、特異的IgEでは適切な選択が難しい場合もあります。そこでこれらを一括し、まず吸入抗原に感作されているかをスクリーニングする検査がIgEファディアトープです。

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