あなたの喘息コントロールテストの総合点を出すことができます。テストの結果は、必ず担当医師と一緒に見直してください。
●喘息テスト12歳以上
このテストは、喘息でお悩みの12歳以上の方が自分自身の喘息状態を点数で知るために役立ちます。各質問について、該当する回答をクリックしてください。質問は全部で5つあります。
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ピークフロー値で自分の喘息の状態を知ろう。
喘息の状態を把握する指標、および発作の予知に役立つものとして「ピークフロー値」とがあります。これは、息を勢いよく吐き出したときに息が流れる速度のこと。喘息によって気道が狭くなっていると空気が通りにくいため、ピークフロー値は標準値より低くなります。
ピークフロー値は、ピークフローメーターと呼ばれる簡単な機械でいつでも手軽に測定できます。喘息の患者さんにとってピークフローメーターは、体温計のようなものです。糖尿病患者さんが血糖値を測り、高血圧の患者さんが血圧を測るのと同じであるともいえるでしょう。
喘息と上手につきあうには、喘息についてよく理解し、日常の管理を続けることが大切です。簡単にできることばかりですので、ぜひ実行しましょう。
●発作時
・発作が治まりにくいときは、早めに受診するように注意しましょう。
・短時間作用の吸入気管支拡張薬は発作の軽いうちに早めに行いましょう。
●長期管理
・吸入ステロイド薬などの長期管理薬は毎日忘れずに使用しましょう。
・薬を自分で勝手に止めたり、減らしたりしないようにしましょう。
・薬の効果と副作用についてよく理解しましょう。
金属アレルギーは病態が多様ですので、口腔内と全身の両面の状態を知るために、歯科と内科、皮膚科が連携した多角的な検査が必要です。検査項目については下記の検査を歯科と内科で組み合わせて行うことが一般的です。
●口腔内検査
視診やレントゲンによる検査が中心です。口腔と歯の状態、金属の存在をチェックします。歯肉や舌、頬の粘膜などに発赤、白化などの症状が現れることがあります。歯周病は症状を悪化要因です。
●歯科金属検査
多種類、多数の金属が使われていればいるほどリスクが高くなります。冠や詰め物の一部が黒く変化してしまっている場合には強いガルバニ電流が発生している可能性があります。金属での帯電試験、機器による金属の漏出度測定です。
金属イオンがたんぱく質に結合すると、たんぱく質から構成される酵素が異常な働きをするようになります。その結果、生命活動のあらゆる分野に影響を及ぼします。近年問題になった環境ホルモン様の作用をすると考えられていますが、その本態は十分に解明されていません。症状が多様であるため他の病気との鑑別を困難にしています。現時点でわかっている症状は以下の通りですが、健康の悪化に大きく影響していることがわかります。
●ピアス、ネックレスによる肌のかぶれ(接触性皮膚炎)
ピアスやネックレスによるかぶれやかゆみが一番認識しやすい金属アレルギー症状です。問題はピアスやネックレスに使用されている金属に身体が感作されることです。この事によって金属アレルギーが発症しやすくなります。ですから、セラミックや溶け出しにくい金属を使ったピアスやネックレスを身に付ける事が大切です。
金属アレルギーの原因は、金属イオンがたんぱく質に結合すると、たんぱく質から構成される酵素が異常な働きをするようになり、その結果、生命活動のあらゆる分野に影響を及ぼす為と考えられています。
・体質、年齢、などによる個人差が大きく、体調も影響する
・症状が複雑で、症状の発現過程に個人差がある
・ピアスやネックレスなどの装飾品による場合が多い
・重度の歯周病や口内炎などでお口の中の炎症状態が慢性的に続いている状態では金属がイオン化しやすい
最も多い患者層は40代の女性です。金属アレルギーが疑われる場合は、まず、自分の口の中に金属が入っているかを確認し、その金属の種類を調べてもらい知っておくことが大切です。
人類は太古から装飾品として、あるいは権力の象徴として金属を身につけてきました。しかしそれらの多くは金を主体とする貴金属でした。金はイオン化しにくいという点では安全性の高い素材です。しかし、現在歯科治療で用いられる合金の金含有量は少なく抑えられており、パラジウム、銀、銅、ニッケルなど多様な元素を含んだ合金が使用されています。これらの合金の大量使用は人類史上例のないことで、長期的な安全性を注意深く見守っていく必要があります。
私たちは飲料水や食品の重金属汚染には敏感ですが、口の中の金属には意外に無頓着です。口の中の金属はイオン化して溶け出しやすく、唾液、口腔細菌、血液などのタンパクと結合して抗原性(アレルギー性)を持つようになります。その結果、皮膚炎や肌のシミ・しわなどを生じるようになります。
また、口の中の金属は帯電しやすく、ガルバニ電流と呼ばれる微弱電流を生じて、脳活動を混乱させたり、頭痛や関節痛を憎悪させたりします。口の中の金属によるアレルギーの危険性はピアスやネックレスによる感作によって発症しやすくなりますが、発症しない場合でも長い期間にわたる金属の体内蓄積によって身体的リスクが増大します。
通常、金属そのものは身体に対して無害なものですが、汗や唾液などの体液によってイオン化した金属が体内に取り込まれます。汗をかくとネックレスや時計の革ベルトの部分の肌が赤くなったりかゆみが出るのは、汗の塩分がイオン化を促すからです。
革製品でも症状が出ることがあります。こらは六価クロムによってなめされた製品で、現在では使用されていませんが、アンティーク製品を身に着ける場合には注意が必要です。
また歯科治療に用いられる合金ですが、貴金属の含有量が少ないほど溶け出しやすくなります。上下の歯が噛み合った時の摩擦によって合金粒子が唾液中に拡散し、危険性が高くなります。多数の歯に多種類の合金が使われているとイオン化傾向が強くなり、症状が出やすくなります。
取り込まれた金属イオンは体内のタンパク質と結合します。このタンパク質と結合した物質を異常なものと認識した生体がアレルギー性をもつようになり、再び同じ金属が体内に入ってタンパク質と結合すると皮膚や粘膜を破壊します。これが金属アレルギーのメカニズムといわれています。
アトピー性皮膚炎に用いられる主な抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬(カッコ内は代表的な商品名)には次のようなものがあります。
●抗ヒスタミン薬
マレイン酸クロルフェニラミン(ポララミン)
フマル酸クレマスチン(タベジール)
塩酸ホモクロルシクリジン(ホモクロミン)
塩酸ヒドロキシジン(アタラックス)
塩酸シプロヘプタジン(ペリアクチン)
メキタジン(ゼスラン、ニポラジン)
●抗アレルギー薬
・・抗ヒスタミン作用をもたないもの
トラニラスト(リザベン)
トシル酸スプラタスト(アイピーディー)
・・抗ヒスタミン作用をもつもの(第2世代抗ヒスタミン薬)
フマル酸ケトチフェン(ザジテン)
オキサトミド(セルテクト)
塩酸アゼラスチン(アゼプチン)
フマル酸エメダスチン(ダレン、レミカット)
塩酸エピナスチン(アレジオン)
エバスチン(エバステル)
セチリジン(ジルテック)
塩酸オロパタジン(アレロック)
アトピー性皮膚炎の治療に用いられる主なステロイド外用薬の臨床効果分類について。あくまでも一例であり効果が若干異なる分類もあります。また軟膏、クリームなど基剤の違いにより効力が異なるものも見られます。
●I群 ストロンゲスト(カッコ内は代表的な商品名)
プロピオン酸クロベタゾール(デルモベート)
酢酸ジフラゾロン(ジフラール、ダイアコート)
●II群 ベリーストロング
フランカルボン酸モメタゾン(フルメタ)
酪酸プロピオン酸ベタメタゾン(アンテベート)
フルオシノニド(トプシム、シマロン)
ジプロピオン酸ベタメタゾン(リンデロンDP)
ジフルプレドナート(マイザー)
ブデソニド(ブデソン)
アムシノニド(ビスダーム)
吉草酸ジフルコルトロン(ネルゾナ、テクスメテン)
酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン(パンデル)
アトピー性皮膚炎の治療は、正しい診断、重症度の評価をした上で、原因、悪化因子の検索と対策、スキンケア(異常な皮膚機能の補正)、そして薬物療法が基本となります。
1)原因、悪化因子の検索と対策
原因、悪化因子としては2歳未満の場合には順に食物、発汗、環境因子、細菌真菌などがおもなもので、13歳以上の場合には環境因子、発汗、細菌真菌、接触抗原、ストレス、食物などが考えられます。
2歳から12歳までは乳幼児から成人のパターンへ移行していく過程です。しかし個々の患者によって原因、悪化因子は異なるのでそれらを十分確認してから除去や対策を行います。
2)スキンケア(異常な皮膚機能の補正)
アトピー性皮膚炎における主な皮膚機能異常とは、水分保持能の低下、痒みの閾値の低下、易感染性をいいます。
●皮膚の清潔を保つには以下のことに気を付けてください。
・汗や汚れは速やかにおとす。
・強くこすらない。
・石鹸シャンプーを使用するときは洗浄力の強いものを避け、十分にすすぐ。
・痒みを生じるほどの高い温度の湯を避ける。
・入浴後にほてりを感じるような沐浴剤、入浴剤を避ける。
・入浴後に適切な外用剤を塗布する。
●皮膚の保湿のためには以下のことに気を付けてください。
・入浴シャワー後は必要に応じて保湿剤を使用する。
・患者ごとに使用感のよい保湿剤を選択する。軽微な皮膚炎は保湿剤のみで改善することがあります。
●その他に気を付けることとして以下のようなものがあります。
・室内を清潔にし、適温適湿を保つ。
・新しい肌着は使用前に水洗いする。
・洗剤はできれば界面活性剤の含有量の少ないものを使用する。
・爪を短く切り、なるべく掻かないようにする。
アトピー性皮膚炎の重症度による外用薬・内服薬の分類には次のようなものがあります。
●軽症
・外用薬:全年齢 ステロイドを含まない外用薬
必要に応じてステロイド薬(マイルド以下)
・内服薬:必要に応じて 抗ヒスタミン薬 抗アレルギー薬
●中等症
・外用薬:2歳未満 ステロイド外用薬(マイルド以下)
2-12歳 ステロイド外用薬(ストロング以下)
13歳以上 ステロイド外用薬(ベリーストロング以下)
・内服薬:必要に応じて 抗ヒスタミン薬 抗アレルギー薬
アトピー性皮膚炎の治療に今後期待される薬剤としては、現在プロトピック軟膏の低濃度のものが小児において治験中であり、有効性と安全性が確認されれば有用な外用薬になると思われます。また成人の重症例においてシクロスポリンの内服が治験中です。
また海外ではアスコマイシンが使用されており、我が国でも将来使用されるかもしれません。
アトピー性皮膚炎の治療を続けていく上で、ステロイド外用薬は、アトピー性皮膚炎の治療において、炎症を制御する薬剤としては現時点で最も有効かつ有用な薬剤であり、これを抜きにして治療を続けることは困難です。
いかに副作用の出ないレベルで発疹をコントロールして行くかが重要ですが、皮膚科を受診して 毎回発疹をみてその症状に適した治療薬を選択していくことが必要です。
症状が変わらないからと受診せず家族が薬だけ取りに来たり、他人によく効いたからとその薬を自分で勝手に使用したりするのは避けなければなりません。
アトピー性皮膚炎の合併症と副作用には次のようなものがあります。ステロイド外用薬の局所の副作用としては、皮膚の萎縮、血管拡張、毛のう炎などが主なものです。特に顔面において発現しやすいので、顔面の症状に対してステロイドはできるだけ使用せず、使用するときは弱いものを短期間にとどめ特に注意深く観察することが望まれます。体幹、四肢ではこれらの副作用は比較的まれですので、皮疹の程度に応じた適切な強さの外用療法を行えば、副作用は生じにくいものです。
一方ステロイドの内服の際にみられる全身性の副作用(高血圧、糖尿病、電解質異常、精神神経症状など)が混同されていることがありますが、外用薬ではこれらの副作用はみられません。
抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の副作用としては、眠気、だるさなどが主なものです。また抗コリン作用があり、痰の喀出困難などが起こることがあります。抗アレルギー薬に分類される第2世代以降の抗ヒスタミン薬は抗コリン作用が弱く、また眠気を起こしにくいものが多いが、かなり個人差があります。
合併症をおこしやすい感染症には伝染性膿痂疹(とびひ)伝染性軟属腫(みずいぼ)カポジ水痘様発疹症などがあります。