病院や医院などの医療機関で、アレルギー検査をした時 検査料が高いな・・と感じたことはありませんか?
目的のアレルゲン(スギ・ダニ・卵など)がわかっている場合にはそのアレルゲンのみを測定しますが、たぶんアレルギーだと思うのですがアレルゲンがなにかわかりません・・となると各医療機関で設定された アレルゲンの目的別セット項目をオーダーされます。
アトピー性皮膚炎セット・喘息セット・鼻炎セットなど、だいたい8〜10項目がセットになっています。中には13項目のものもあります。2007年5月現在1項目110点(1,100円)ですので8項目で8,800円、10項目で11,000円、13項目で14,300円となります。健康保険が適用されますので、実際にはその3割負担となりますが、4,290円が検査料となります。その他に診察料などを入れると会計時に、え・こんなにかかるの?と思うこともしばしば・・・。
検査の結果、アレルゲンが特定されれば納得もしますが、今回はどのアレルゲンも陰性でしたよ 次は 別のアレルゲンの検査をしましょうといわれると、ほんとにアレルギーなの?と思いたくなります。
アレルギー検査項目の中に、アトピー鑑別試験があります。これは吸入性アレルギーの原因となる下記12アレルゲンの混合物を1つの固相に結合させたもので、結果は陽性(+)・陰性(−)で判定されますが個々のアレルゲンに対しての結果が得られるわけではないので12のアレルゲンのどれかにアレルギーがあるということしかわかりません。
陽性の場合は、症状がアレルギーによるものである疑いが強まります。検査料は200点(2,000円)ですので、まずはアトピー鑑別試験で陽性になるかどうかを検査して次のアレルゲン検索に移るのもひとつの方法かもしれません。
※アトピー鑑別試験・構成アレルゲン
・ヤケヒョウヒダニ
・コナヒョウヒダニ
・スギ
・ブタクサ
・ヨモギ
・カンジダ
・アルテルナリア
・シラカンバ(属)
・カモガヤ
・ギョウギシバ
・ネコのフケ
・イヌのフケ