ぜんそくの子5.7% アトピー5.5%

全国の公立小中高に通う子供のうち 5.7%がぜんそく、5.7%がアトピー性皮膚炎にかかっていることが、文部科学省が初めて実施したアレルギー疾患に関する調査でわかりました。

調査は2004年6月 約37,000校に通う約1,277万人を対象に実施。健康診断の結果のほか、保護者からの申し出などで学校が把握している例を集計しました。

その結果、花粉症を含むアレルギー性鼻炎が9.2% アレルギー性結膜炎が3.5% 食物アレルギーが2.6% 食物などに対するアレルギー反応が2つ以上の臓器に現れるアナフィラキシーが0.14%でした。
いずれも 男子が女子を上回り ぜんそく・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーは年齢が上がると減っていく傾向にありますが アレルギー性鼻炎と結膜炎は中学生が最も多いようです。

いずれの疾患についても80〜90%の学校で実態把握に取り組んでいますが 具体的な対処となると
・ぜんそく:発作など緊急時の対応などについて保護者と共通理解を図っている・・58%
・アトピー性皮膚炎:体育の授業などで配慮・・46% 温水シャワーなどの設備を充実・・15%
・アレルギー性鼻炎・結膜炎:掃除や飼育の当番などで配慮・・15%
にとどまっています。

以上から文部科学省では 学校側の対応は十分ではないとみて、疾患や医薬品の使用状況、生活上の注意点を医師が記す「アレルギー版学校生活管理指導表」(仮称)の導入や学校用の手引きの作成を進める方針です。

2007年4月12日:朝日新聞より

このブログ記事について

このページは、が2007年4月12日 22:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「樹木花粉」です。

次のブログ記事は「スギ・ヒノキ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。