2007年2月アーカイブ

花粉症対策製品

各地でスギ花粉の飛散がはじまりましたね。花粉症対策は万全ですか?早期に始めるのが効果的です!
対策として、花粉に接触しないのが一番ですが 日常生活においては不可能といってもよいでしょう。花粉の季節を少しでも快適に過ごせる方法・グッズ・サプリメントを紹介します。

1)空気清浄器
どんなに注意しても花粉は部屋の中に入ってきます。家の中で快適に過ごすには効果的です。

2)マスク
カプロンマスク

3)花粉用めがね
●アイガード スカッシー(名古屋眼鏡)

4)鼻腔洗浄機
●ハナクリーンアルファー

5)甜茶紅茶 
甜茶とは中国語で甘いお茶という意味で、いくつかの種類があります。しかし、抗アレルギー効果が証明されているのは、バラ科キイチゴ属の植物の葉です。花粉が飛び始める2週間前から甜茶を飲んで、症状が軽減したことも確認されていますが、即効性があるわけではなく、その効果には個人差があります。

花粉情報(日本気象協会) 
今年はスギ花粉の飛散は少なそうですね。花粉の量、つまり花芽の成長を左右するのは、前年の7月の気温と日照時間です。去年の7月は、気温は平年並みでしたが、日照時間は短かった2005年よりもさらに短く、去年は花粉飛散量が少なかったのでスギの木には余力があるといえますが、それを計算にいれても2005年春のような大量飛散はあり得ないと思われます。
しかし、花粉量が10分の1になったとしても、症状は2分の1にしかなりません。早めの花粉対策が必要です。

レーザー治療や減感作療法は すぐに効果を発揮するわけではないので今からでは間に合いません。初期療法として ケミカルメディエーター遊離抑制薬や、第2世代抗ヒスタミン薬は予想花粉飛散開始日の2週間前から投与開始します。予想花粉飛散開始日とは、1平方cm当たり花粉が1個飛散した日が連続2日続いた時、その1日目をいいます。つまり、花粉飛散開始日前にも花粉は飛んでいるということですね。花粉が鼻粘膜を少しづつ刺激して鼻粘膜の過敏性を亢進させていき まさに症状発現の準備が整えられようとしています。初期療法はその準備をさせないようにすることです。

甲殻類に対するアレルギーはアナフィラキシーショックなどの重篤な症状を引き起こすことで知られています。特にエビ、カニに対するアレルギーは、学童期から成人での発症が多く、年齢が大きくなっても症状が軽快することが少なく、成人食物アレルギーの代表的な原因食物とされています。
厚生労働省による食物アレルギー対策検討委員会の結果によれば、食物アレルギーを引き起こした原因食物として、甲殻類は成人で最も頻度が高いと報告されています。小児を含めても、同委員会による報告では、エビが7位、カニが15位と高い順位を示しています。さらにショック症状を引き起こした原因食物としては、エビはピーナッツと並んで5位、カニは14位でした。

エビ、カニは、いずれもアレルギーを起こしやすい食品として、加工食品に原材料名の表示が推奨されています。また、甲殻類は食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIAn)の原因食物としても知られ、エビは小麦に次いで2番目、カニは4番目に多いと報告されています。甲殻類の主要アレルゲンはトロポミオシンとよばれる筋肉のタンパク質の一種で、甲殻類間では高い共通抗原性が認められ、エビアレルギーとカニアレルギーを合併する例が多いことが報告されています。またトロポミオシンは甲殻類のほかに、ゴキブリなどの昆虫、ダニ、イカやタコなどの軟体動物にも含まれ、共通抗原性が存在します。そのため、ダニ、ゴキブリ、イカ、タコなどに対するアレルギー患者の一部は、甲殻類にもアレルギー症状を起こす可能性があると報告されています。

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