マスタード・食物性アレルゲン

香辛料が、アレルギー反応を起こすことやアレルギー患者の症状を憎悪することがあるのはよく知られています。最近、香辛料類もまたIgEを介する症状を起こすことが明らかにされました。
食卓用マスタードは、Brassica nigra(茶、黒、赤マスタード)、あるいはSinapis alba(白マスタード)の種、あるいはCruciferae(マスタード:アブラナ科)に属する両種を混合したものです。ブロッコリー、ワサビ、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、ダイコン、水カラシナは同じ科に属します。

同じ科に属する種類には共通抗原性があることは否定できません。マスタードの種子にアレルギーのある人は他のマスタード科(アブラナ科)の植物ともアレルギーを起こす可能性があります。

マスタード類のひいた種子は、マヨネーズ、種々のサラダドレッシング、マリネやケチャップ、ピクルスなどにも使用されています。

マスタードの花

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このページは、が2006年11月29日 23:38に書いたブログ記事です。

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