動物(ペット)鼻炎や気管支喘息の原因となるアレルゲン

犬、猫、小鳥、げっ歯類(ハムスターなど)を室内で飼っている家庭が増えています。庭付き一戸建てでもない限り無理ですよね・・と言うより、家族の一員として一緒にと考えると室内で・・ということになるのでしょう。しかし、動物の上皮や皮屑(ひせつ:フケのこと)からは鼻炎や気管支喘息の原因となるアレルゲンが検出されています。ハムスター、モルモットなどは抗原性が比較的に強いことからアレルギー体質の方は要注意です。

動物アレルゲンは、飼うのをやめた後も、数ヶ月は室内で検出されます。また、猫を飼っていない学校や家庭でも室内に猫のアレルゲンが検出されるのは、猫を飼っている人がフリースやニットなどの衣服に抗原を付着させて持ち込むことが原因と考えられています。
皮屑(フケ)は各動物に特異的なアレルゲンであり、動物アレルギーの診断には上皮よりも皮屑(フケ)を測定するほうが良いとされています。

現在 測定可能な動物アレルゲンには次のようなものがあります。
・ネコ皮屑 ・イヌ皮屑 ・イヌ上皮 ・ハムスター上皮 
・モルモット上皮 ・家兎上皮 ・ラット ・マウス ・ハトのふん
・セキセイインコ羽毛 ・セキセイインコのふん ・ニワトリ羽毛
・ガチョウ羽毛 ・アヒル羽毛 ・ウマ皮屑 ・ウシ皮屑 ・羊上皮
・ヤギ上皮 ・豚上皮

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このページは、が2006年11月26日 23:18に書いたブログ記事です。

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