アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、発作性反復性のくしゃみ・鼻水・鼻づまりを主症状とし、時に頭痛・咽頭痛・軽度の発熱・全身倦怠感を示します。
アレルギー性鼻炎は2種類に分類され、ダニやハウスダストによって症状を引き起こす通年性アレルギー性鼻炎と花粉による季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)があります。
ここでは、通年性アレルギー性鼻炎について説明します。これは一年中症状を示しますが、季節の変わり目に憎悪傾向を示します。起床時に症状の発現が多く、埃に抗原が含まれているために掃除などで埃に暴露されると症状がでます。

●どのようにして症状はおこるの?
1)抗原(ダニ・ハウスダスト・動物のフケなど)が鼻の中に入ってくる
2)くしゃみで抗原を外に放出する
3)完全に放出できないと、鼻汁を分泌して抗原を洗い流す。鼻をかんで排出したり、飲み込んで胃液で消化する
4)さらに抗原が鼻入口部から侵入しないように鼻粘膜を腫脹させ、侵入経路をなくす

アレルギー性鼻炎にとって重要なのは、抗原に結合する抗原特異的なIgEが体内で産生されることです。これを感作の成立といいます。この特異的IgEの量が多いほど、症状が出やすくなります。

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このページは、が2006年8月27日 22:01に書いたブログ記事です。

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