健康診断・血液検査MAP - 飢餓時の蛋白代謝 マラスムス

マラスムスは、蛋白質・エネルギー栄養障害(protein-enerugy malunutrition:PEM)であり、体に備蓄されたエネルギーと蛋白質がいずれも枯渇する病態です。

スポンサードリンク

飢餓時の蛋白代謝 マラスムス

マラスムスは、蛋白質・エネルギー栄養障害(protein-enerugy malunutrition:PEM)であり、体に備蓄されたエネルギーと蛋白質がいずれも枯渇する病態です。飢餓の場合、蛋白質不足が徐々に進むため、エネルギー代謝は脂肪利用進み体蛋白を保持するような形をとります。
マラスムスでは、蛋白質・エネルギーの両方の摂取量が必要量に対して不足し、筋肉などの体構成成分から不足分を補うことで生命を維持するために起こります。

飢餓時の蛋白代謝 マラスムス の続きを読む

百日咳の診断基準と検査実施フローチャート2017

2016年に百日咳の新しい抗体測定法(百日咳菌-IgM抗体、IgA抗体)や百日咳菌の高精度検出法であるLAMP(loop-mediated isothermal amplification)法が新たに保険収載されたので、小児呼吸器感染症診療ガイドライン2017版では百日咳の診断基準が大きく改定されました。また、この診断基準が簡便に使えるように検査実施フローチャートも改定されました。
百日咳の診断は、臨床所見である程度絞り込み、百日咳菌の気道からの検出あるいは百日咳菌関連の血清抗体価の有意な上昇を確認して診断します。培養は感度があまり良くないが、LAMP法は感度・特異度ともに非常に優れています。発病して4週間以内であれば、特に百日咳菌に有効な抗菌薬を処方されていないかぎり、LAMP法はほぼ陽性となります。しかし、発病して4週間をこえると気道の菌量が減少するため、LAMP法でも検出できないことが多くなります。このため、発病4週間をこえた場合には、百日咳菌-IgM抗体・IgA抗体・PT-IgG抗体価の診断価値が相対的に高くなります。血清抗体価は、単血清での評価が難しいため、できるだけペア血清で診断することが望ましい。

百日咳の診断基準と検査実施フローチャート2017 の続きを読む

結核の感染危険度

結核患者から他の人に結核が感染する危険度を規定する因子として、感染源の排菌量、咳の激しさ、接触した時の距離、接触の時間、接触した部屋の広さ、換気の状況、在室の時間、感染を受ける側の免疫状態などが挙げられます。
特に、結核患者の結核菌排菌量と咳の激しさが大きな意味をもちます。結核菌排菌量は、喀痰塗抹検査の結果を参考にします。塗抹陽性の喀痰には7000個/mL以上の結核菌が含まれているといわれ、感染性が高いといえます。
感染危険率は塗抹陰性かつ培養陰性を1とした場合、塗抹陰性かつ培養陽性で2倍、塗抹陽性では10倍といわれています。

結核の感染危険度 の続きを読む

スポンサードリンク

健康診断・血液検査MAPの新着記事
頭頸部癌 PD-L1タンパク(IHC)28-8
頭頸部癌患者における免疫チェックポイント阻害剤「ニボルマブ」の適切な投与を行ための補助に用いられる検査です。
カルプロテクチン 潰瘍性大腸炎の病態把握
便中のカルプロテクチン濃度と腸管内の炎症の程度とが相関することから、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の診断マーカーとなります。
認知症MCIスクリーニング検査におけるMMSE実施について
認知障害を見つけたり、認知障害の重症度を測ったり、経過を追って患者の認知機能の変化を追跡したりするために使用され、認知症の分野では国際的な基準テストとなっています。
尿1滴と線虫で癌がわかる自動装置開発・日立製作所
日立製作所は「がん」のにおいを好む線虫の特性を利用し、自動で「がん」を検査できる装置を開発したと発表しました
肺癌 PD-L1タンパク(IHC)22C3 および(IHC)28-8
非小細胞肺癌患者における「ペムブロリズマブ」、非扁平上皮非小細胞肺癌患者における「ニボルマブ」の適切な投与を行う為の補助に用いられる検査です。
CDT/トランスフェリン比 習慣飲酒マーカー
CDT/トランスフェリン比は、習慣飲酒マーカー、アルコール性肝障害の鑑別マーカーとして期待される新しい検査です。
百日咳菌DNA 百日咳菌核酸検出LAMP法
本検査は、LAMP法を用いており、迅速かつ特異的に百日咳菌の核酸検出が可能であるため、他の呼吸器系疾患との鑑別や百日咳の早期診断等に有用な検査として、期待されています。
HIT発症のメカニズム
ヘパリン起因性血小板減少症(Heparin-Induced Thrombocytopenia:HIT)はヘパリン投与患者におこる副作用で、免疫機序を介して血小板減少症、動静脈血栓塞栓症を引き起こす重篤な病態です。
HTLV-1核酸検出(妊婦)HTLV1プロウイルスDNA定性
ウエスタンブロット法判定保留例におけるHTLV-1感染の診断に有用です。
PCSK9阻害薬 新しい機序の脂質異常症治療薬
PCSK9(プロ蛋白転換酵素サブチリシン/ケキシン9型)の生理学的作用は、LDL受容体の分解を促すことです。

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! Lint